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小学校高学年の読書感想文の書き方とおすすめの本『100年たったら』

こんにちは🌿フクです

夏休みも終盤!
みなさんのご家庭でも夏休みの宿題が佳境を迎えている頃ではないでしょうか?

前回、小学校低学年向けの読書感想文の書き方やおすすめ図書をご紹介しました。
該当記事はこちら→ 2025年夏!2時間で完成!親子で楽しく読書感想文!

本日は小学校高学年向け読書感想文の書き方とおすすめの本をご紹介👏✨
2時間で読書感想文を仕上げちゃいましょう!!!

宿題を頑張る子供達の応援、そしてそれを支える大人のみなさまの負担軽減となれば嬉しいです!
みんな頑張ってねー!大丈夫!絶対仕上げることができる!応援してるよー!!


はじめに

小学校高学年になると、読書感想文に求められるレベルがぐっと上がります。
低学年のうちは「楽しかった」「おもしろかった」といった素直な気持ちを書くことが評価されますが、
高学年では「なぜそう思ったのか」を理由とともに書くことが大切です。

この記事では、小学校高学年の読書感想文に求められるポイント具体的な構成の型を紹介したうえで、感想文にぴったりの本『100年たったら』をご紹介します。

小学校高学年の読書感想文に求められること

✏️小学校高学年の読書感想文では、以下の点が特に重視されます。

  1. 感想が具体的であること
    → 「感動した」で終わらず、どの場面にどんな風に心を動かされたかを説明する。
  2. 理由や根拠を持っていること
    → 「なぜそう思ったのか」を自分の経験や考え方と結びつける。
  3. 学びや気づきを表現していること
    → 本を読んで感じたことを「これからの自分」にどう生かすかを書く。

こうしたポイントは、先生が読書感想文を評価するときの大きな基準となります。

小学校高学年向け読書感想文の構成

読書感想文を書くときは、次の流れを意識すると書きやすくなりますよ!

  1. 導入(はじめに)
    本を選んだ理由、本と出会ったきっかけを書きます。
  2. あらすじ(短く)
    物語全体ではなく、心に残った場面にしぼって紹介。
  3. 感想(メイン)
    • 共感した登場人物や場面
    • 自分の経験や考えとつなげて感じたこと
    • 「もし自分だったらどうするか」を考える
  4. まとめ(おわりに)
    本を通じて学んだこと、これからどうしたいかを一言でしめくくる。

👉 この型に沿うことで、小学校高学年らしい深みのある読書感想文になること間違いなし!です✨

小学校高学年向け 読書感想文おすすめの一冊『100年たったら』

今回、小学校高学年の読書感想文にぜひおすすめしたいのが、
石井睦美さんの『100年たったら』(絵:あべ弘士)です。』

本の内容

広い草原に住む1頭のライオンが、羽を怪我した小鳥と出会うところから物語は始まります。ライオンは小鳥の凛とした芯のある心に惹かれ、ふたりは一緒に限りある時間を過ごします。
しかし別れの時が訪れ、鳥は「100年たったら また会える」と言い残してライオンの元を去っていきます。その後、100年ごとに姿を変えながら、ふたりは貝と波、おばあさんとひなげしの花など様々な存在となって再会します。最終的には、男の子と女の子として出会い、何度もめぐり会う命の不思議や繋がりを描いていた物語です。

なぜ小学校高学年におすすめか

  • 命の循環やつながりを考えられる
  • 哲学的・抽象的なテーマも理解できる年齢だから
  • 家族や友達とのつながりを振り返るきっかけになる
  • 自分と取り巻く環境を違った視点から見るきっかけになる

高学年になると「死」や「永遠ではない時間」「運命」「出会いと別れ」など哲学的なテーマについて考えることができるようになります。『100年たったら』は、その気持ちをやさしく整理し、感想文に深みを与えてくれる一冊です。

小学校高学年向け 読書感想文Q&Aテンプレート

親子で対話しながら、あるいはお子さんが自分に問いかけながら読書感想文を進められる Q&Aテンプレート をご用意しました!これを使えば「何を書けばいいか分からない」という悩みが減り、自然に文章がをまとめることができると思います。

1. 導入(はじめに)

  • Q: この本を選んだ理由は?
  • Q: 誰にすすめられた? それとも自分で選んだ?
  • Q: 最初にタイトルや表紙を見てどう思った?

👉 回答例: 「お母さんにすすめられて読んでみました。表紙を見たとき、どんなお話なのか気になりました。」

2. あらすじ(短くまとめる)

  • Q: この本はどんなお話だった?
  • Q: 一番印象に残った場面はどこ?

👉 回答例: 「このお話は、時間の流れと命、そして運命について考えさせられるものでした。中でも何度も生まれ変わる中で自分が気づかないだけでずっと身近に大切な存在がいたという場面が心に残りました。」

3. 感想(メイン部分)

  • Q: その場面を読んで、どう感じた?
  • Q: 登場人物や言葉に自分を重ねて考えられることはある?
  • Q: 自分の生活や経験とつながることはある?
  • Q: 「もし自分だったらどうするだろう」と想像できる場面はある?

👉 回答例:
「私は3年前に天国へと旅立った愛犬のことを思い出しました。お別れしてさびしいなと思っていたけど、もしかすると姿を変えていつかまた違う形で出会えるかもしれない、もしかするともう出会っているのかもと思うと、さびしいなと思っていた気持ちが前向きになれました。」

4. まとめ(おわりに)

  • Q: この本を読んで学んだことは?
  • Q: これから自分の生活で大切にしたいことは?

👉 回答例: 「この本を読んで、お別れは寂しいけど、いつかまた会えるかもしれない、と思えました。そして、時間は永遠ではないことに気づきました。だからこそ、家族や友達とすごす時間をもっと大切にしようと思います。」

使い方のポイント

  • 親子でQ&A形式で会話して、その答えをメモしていけば読書感想文の下書きが完成!
  • お子さんが一人で進めたい場合は、「質問を書いた紙」を用意し、そこに「答えを書く」形にするとスムーズ。
  • 答えに自分だけのストーリーを加えて膨らませる。
  • 最後に、それぞれの話をつなげて文章に整えれば「高学年らしい」読書感想文に仕上がります。

それぞれの問いに対する気持ちを深掘りして、素直に表現できるといいですね✨


まとめ

小学校高学年の読書感想文は、ただの感情表現ではなく、理由づけ学びの深まりが大切です。
構成の型を意識すれば、誰でも書きやすくなります。

そして『100年たったら』のような、時間や命をテーマにした本は、子どもの感想文をより豊かにしてくれるでしょう✨親子で一緒に本を読み、感想を語り合えば、読書感想文をただ書く以上の素晴らしい経験を積むことにもつながると思いますよ✨

みなさんには、また会いたい人はいますか?それは誰ですか?

今日、ご紹介した絵本はこちら

100年たったら [ 石井 睦美 ]

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