こんにちは🌿フクです。
本記事では【働くすべての方に贈りたいクリスマス絵本】をテーマに、年間400冊以上の絵本を読み聞かせしている絵本大好きフクさんが、おすすめの絵本を選んで紹介しています。
求職・転職活動を頑張っている方はもちろん、社会人にもおすすめの絵本です。お子様への読み聞かせにかかる目安時間も記載しています。忙しい親御さんの参考になると嬉しいです。対象年齢はあくまでも目安です。お子様の成長に合わせてお選びくださいね。
しごとをみつけたサンタさん(5さい〜大人)
作 | スティーヴン・クレンスキー |
訳 | こみや ゆう |
出版社 | 好学社 |
出版年 | 2023年 |
読み聞かせ時間の目安🕰️10分
あらすじ
サンタという名前の若い男性が主人公です。彼は自分の好きなことや得意を活かして、様々な仕事に挑戦してきます。
・身体を動かす仕事に就きたくてはじめたえんとつそうじ
→ 掃除が上手すぎて服が汚れず、周囲からサボっていると思われ退職
・仕事の成果が目に見える仕事に就くためはじめた郵便配達員
→ 効率よく渋滞を避けて夜中に郵便を配達したら受取人に迷惑がられ退職
・夜中に働く楽しみを覚えて始めたレストラン
→ 厨房で、つまみ食いをして太ってしまい退職
・痩せるために働き始めた動物園の飼育員
→ トナカイと仲良くなりすぎたため他の動物の嫉妬を買ってしまい退職
※ここで、トナカイがサンタさんを追ってついてきてくれます。
・トナカイたちと一緒に働き始めたサーカス
→ 高く飛ぶ演目を担当、観客をドキドキハラハラさせず自分が飛ぶことを楽しんだため退職
そして、そんなサンタさんとトナカイたちに小人たちがサインをもらいにきます。小人たちは賑やかなおもちゃ工場を営んでいました。でも、小人たちは誰かに売るのは面倒だからとただ作る一方です。
そこでサンタさんはおもちゃを売るのではなく世界中の子供達にプレゼントすることを提案します。
こうして、サンタさんはそれまでの経験を活かし、サンタクロースという仕事を始めます。それは、これまでやってきた仕事の中で一番お気に入りの仕事になりました。
サンタクロースのサクセスストーリー
今回、ブログのテーマを【働くすべての方に贈りたいクリスマス絵本】としました。というのも、この絵本が求職活動をしているサンタクロースのお話で、あまりにもリアルな内容だったからです。
初見では、自分の好きなこと・得意なことを活かしつつ、失敗を重ねながらサンタクロースという職業に就くサンタさんの成長話だと思ったのですが、2度3度と読むと別のストーリーが見えてきました。
サンタクロース 起業までのストーリー
現状の問題点を感じながらチャレンジを続け、サンタさんに賛同する仲間を増やし、新しいサービスを始める。これは紛れもなく起業と言えます。
この絵本はサンタさんの、度重なる失敗から立ち直り、挑戦を続けるサクセスストーリーとして、子供も楽しめる内容ですが、転職を考えたり、現状を打破したいと考える大人にこそ読んでほしい一冊です。
失敗をいかに次へ活かし進めていくか、様々な経験が将来に活きてくること、周囲の信頼を得ること、仲間を大切にし信頼すること、感謝を忘れないこと、備えあれば憂いなし、など転職や起業を考える方へのヒントにあふれた絵本です。
フクさんの着眼点
物語の後半で、サンタクロースがいよいよプレゼント配りに出発するシーンがあります。
そして、ふゆのなかでも いちばん くらい よる、
ひとびとが、あかるく げんきに なりたいときに、
サンタさんは、しゅっぱつすることに しました。
絵本の中で一番好きな部分です。
明るく元気になりたいという人々の願いと、人々を明るく元気にしたい、という、サンタさんの想い。
想像してみてください。もし12月にクリスマスがなかったら?サンタクロースがいなかったら?12月が違ったものになるでしょう。
世の中にあるサービスの色々も、あって当たり前になっていますが、随分と周りの力によって自分の生活が支えられていることを、今回改めて考えるいい機会となりました。
まとめ
今日は【働くすべての方に贈りたいクリスマス絵本】をテーマに紹介しました。お気に入りの絵本に仲間入りができたらとてもうれしいです。
紹介した絵本をもう一度チェックしたい方はこちら
しごとをみつけたサンタさん [ スティーヴン・クレンスキー ]
原書はこちら
🦉フクさんのブログでは、絵本を読んだ感想や気づき、日常で見つけたワクワクすることなどを書いています。日々の生活に安らぎや癒しを、そして時には刺激をプレゼントできたらいいなと思います。
“お気に入りの絵本”を見つける参考になれば、とても嬉しいです。
ほーっとひと息。今日も素晴らしい1日でありますように🌿
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