こんにちは🌿フクです。
本記事では【寒い冬に読みたい心温まる北欧の絵本】をテーマに、年間400冊以上の絵本を読み聞かせしている絵本大好きフクさんが、おすすめの絵本を選んで紹介しています。
読み聞かせにかかる目安時間も記載しています。忙しい親御さんの参考になると嬉しいです。
対象年齢はあくまでも目安です。お子様の成長に合わせてお選びくださいね。
キツネザルのあったかいセーター(4さい〜)
作・絵 | ケステレ,ウルリカ |
訳 | 石井登志子 |
出版社 | 2024年 |
出版年 | 徳間書店 |
読み聞かせ時間の目安🕰️10分
あらすじ
北の国のブルーベリー色の家に住むオオヤマネコのリーサと小さなクマのニルス。彼らのもとに、南の島マダガスカルから友達のキツネザル、オットーが遊びにやってくることになりました。オットーは自転車で何百日もかけて到着し、再会を喜び合います。
オットーは絵を描くのが大好きで、特にオーロラを描くのを楽しみにしていました。しかし、北の寒さに震えながら絵を描いていると、手がかじかみ、絵の線はギザギザに。すっかり元気をなくしてしまったオットーを見て、リーサとニルスは温かいサウナに連れて行き、ブルーベリーのスープで体を温めました。
2人は、オットーにも暖かい毛皮があればと考え、狐のレーナからもらった毛糸の本を思い出しました。そして、自分たちの毛を使って毛糸を作り、オットーのためにセーターを編むことに。協力して完成させたセーターをオットーにプレゼントすると、彼は大喜び。セーターを着ると、まるで南の国にいるように感じるほど暖かでした。
帰国の日、オットーは心のこもったセーターのお礼に、オーロラの絵をリーサとニルスに贈りました。そして、またいつか北の国へ遊びに来る日を楽しみにしながら、セーターを大切に持ち帰るのでした。
おすすめポイント
作者のウルリカ・ケステレさんはラトビアで生まれ、4歳でスウェーデンに移住、その後ノルウェーで写真を学んだのち、再びスウェーデンに戻りグラフィックデザインを学ばれています。
絵本からは、北欧らしい色使いやイラストに満ちていて、見ているだけで本当に癒されます。
可愛らしいお家の外観もそうですし、みんなで食べるシナモンロールやブルーベリースープ、サウナもお部屋のラグひとつにしても、北欧好きにはたまらないデザインばかりです。
物語の中でいくつかオーロラが空に描かれているのですが、昼間、夕方、夜の配色が異なっていて、これはまさに現地の方だからこその表現だな〜と感じました。
絵本ではリーサとニルスとオットーの温かい友情がメインで描かれていますが、3人を包む北欧ならではの暖かくてゆったりとした雰囲気がこの絵本を包み込んでいます。
絵本を通じて、お子様と北欧の寒いけれど温かい冬の過ごし方を感じてみてはいかがでしょうか。
こどもの視点
記事を書くにあたり、改めてこの絵本を子供に読み聞かせたところ、
「リーサとニルスって本当はどれくらい大きいんだろうね」とか、
「この二人けんかしてるね」とか、
「はぁ〜ブルーベリースープ飲んでみたいなぁ〜」とか、
あれこれ隣でつぶやかれておりました。
中でもリーサとニルスの大きさを想像している点には子供らしいなぁと思うと同時に、実際のサイズなんて、現実に置き換えていることに感心しました。
大人はそんなこと考えもしませんよね。
改めて、絵本の持つ力と子供の持つ魅力を再確認させて頂きました。
やっぱり絵本っていいですね♡
まとめ
今日は寒い冬に読みたい心温まる北欧の絵本】をテーマに紹介しました。お気に入りの絵本に仲間入りができたらとてもうれしいです。
紹介した絵本をもう一度チェックしたい方はこちら
🦉フクさんのブログでは、絵本を読んだ感想や気づき、日常で見つけたワクワクすることなどを書いています。日々の生活に安らぎや癒しを、そして時には刺激をプレゼントできたらいいなと思います。
“お気に入りの絵本”を見つける参考になれば、とても嬉しいです。
ほーっとひと息。今日も素晴らしい1日でありますように🌿
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