こんにちは🌿フクです。
本記事では【色について楽しく学べる絵本】をテーマに、年間400冊以上の絵本を読み聞かせしている絵本大好きフクさんが、おすすめの絵本を選んで紹介しています。
読み聞かせにかかる目安時間も記載しています。忙しい親御さんの参考になると嬉しいです。
対象年齢はあくまでも目安です。お子様の成長に合わせてお選びくださいね。
ババールのあかあおきいろ(2さい〜)
作 | ロラン・ド・ブリュノフ |
訳 | せなあいこ |
出版社 | 評論社 |
出版年 | 2003年 |
読み聞かせ時間の目安🕰️5分
あらすじ
「ババールのあかあおきいろ」は、象の王様ババールとその子どもたちが色の世界を冒険する楽しくて学びの多い絵本です。
ババールは絵を描くのが得意で、子どもたちに絵の具の使い方を優しく教えてくれます。
お話の最初に出てくる色は、赤、青、黄色。
この基本的な色を使って絵を描き始める場面から始まります。
子どもたちは色を混ぜる方法を少しずつ覚えていきます。ババールは、赤、青、黄色に、白と黒を使うと、どんな色でも作り出せることを教えてくれます。例えば、赤と黄色を混ぜるとオレンジができる、赤と白でピンク色になる、黄色と青は緑色になる、などです。
子どもたちは、いろんな色を混ぜて新しい色を作る面白さを体験しながら、それぞれの色に合った動物や景色を描いていきます。
この絵本では、色の基本である三原色を混ぜる仕組みが自然と身につくよう工夫されています。かわいらしい子象たちの姿とともに、色彩の魅力と楽しさを味わえる、教育的で心温まる一冊です。
色が与えてくれる良い効果
好きな色は何色ですか?🎨
1、色の理解はいつからはじまるの?
色について学び始めるのに効果的な年齢は2歳半から3歳頃です。この時期から子どもたちは色の名前を理解し始め、3歳頃には赤、黄、青、緑などの原色を理解できるようになリます。
具体的な発達段階
生後2-3ヶ月:赤・黄・緑色が見えるようになる
↓
生後6ヶ月頃:ほとんどの色が見えるようになる
↓
1歳半頃:色の認識(同じ色、異なる色の区別)が始まる
↓
2歳半頃:色の名前の理解が始まる
↓
3歳頃:原色の理解が確立する
3〜6歳にかけて、子どもたちは大人と同じくらいの色彩を見分けることができるようになります。
この時期に色彩感覚を養うことが非常に重要です。
色彩学習を促進するためには、色を使った活動が効果的です。
- 絵本を読む際に色に注目させる
- 色カードを使ったマッチングゲーム
- 日常生活で見かける物の色を指摘する(例:「青い空だね」「信号は赤いね」)
- お絵かきや工作など、色を使った創作活動
これらの活動を通じて、子どもたちは楽しみながら自然に色彩感覚を養うことができます。
2、色の理解と学びの効果
色の理解が進むと、子どもの発達に様々な教育効果があります。
感性と認知能力の向上
- 色彩感覚の発達:色の違いや濃淡を感じ取り、使いこなす能力が身につきます。
- 感受性の育成:色の違いによる印象の変化を感じ取り、豊かな感情表現ができるようになります。
- 多面的な観察力:物事の微妙な違いを観察する能力が向上し、多面的な視野を持つようになります。
脳の発達と創造性
- 脳の活性化:様々な色彩刺激により、特に右脳が活性化されます。
- 想像力の向上:色彩体験を通じて、創造力や表現力が豊かになります。
- 五感の発達:色彩感覚が他の感覚とリンクし、総合的な五感の発達につながります。
社会性と情緒の発達
- 豊かな感情表現:色を通じて感情を理解し、表現する能力が育ちます。
- 自然観察力:四季の変化など、自然の色彩を感じ取る力が養われます。
色の理解を深めることは子どもの総合的な発達を促し、豊かな人格形成に良い影響を与えてくれます。色や言葉で多面的に脳に刺激を与えてくれる絵本は身近な存在としても良きパートナーですね。
その他、絵本を読む目的や効果を解説した記事はこちら なぜ絵本を読むの?
フクさんの着眼点
フクさんの好きな色は白色です🎨
子供って色遊びが好きですよね。
透明なプラスチックのコップに水を入れ、三原色の絵の具を溶かし、それを混ぜていろんな色を作ってみる。夏のプールサイドやベランダでそんな遊びをしたことを思い出しました。
小学生になっても、色粘土を混ぜ合わせ色を作っていたりします。絵の具にしろ、粘土にしろ、最終的には変な灰色にしてしまうところは昔から変わりませんが、本人は至って芸術家の気分でいるようです。
さて、この絵本ではババールの子どもたちが色を作れること、色の素晴らしさを楽しく実践的に学んでいますが、皆さんはお子さんとどんな色遊びをされていますか?
おすすめの色遊び
私のおすすめは、次の二つです。簡単な材料でできるのでオススメです。
1つ目は、無糖のプレーンヨーグルトに食用の着色料を混ぜて、お風呂で遊ぶやり方です。
食べ物を粗末にしてはいけないという考えもありますが、口に入っても安全という観点で、ヨーグルトと食紅を使いました。
色をつけたカラフルなヨーグルトをお風呂場の壁に絵を描いたり塗ったりして遊びます。遊び終わったらシャワーのお湯で流すだけ。
思いっきり遊べる子供も、お部屋を汚される心配がない親もストレスフリーでハッピーです。
もう一つおすすめなのが、カラーセロファンです。
透明なカラーセロファンを何色か重ねると変わってくる色合いに子どもは夢中になります。
背景を白い壁にしてみたり、電源を落とした黒い画面のテレビにしてみたり、青い空にしてみたり。
背景の色を変えると変わる色合いも面白いようです。
まとめ
今日は【色について楽しく学べる絵本】をテーマに紹介しました。
お気に入りの絵本に仲間入りができたらとてもうれしいです。
紹介した絵本をもう一度チェックしたい方はこちら
ババールのあか・あお・きいろ (児童図書館・絵本の部屋) [ ロラン・ド・ブリュノフ ]
ババールの他のおすすめ絵本はこちら
🦉フクさんのブログでは、絵本を読んだ感想や気づき、日常で見つけたワクワクすることなどを書いています。日々の生活に安らぎや癒しを、そして時には刺激をプレゼントできたらいいなと思います。
“お気に入りの絵本”を見つける参考になれば、とても嬉しいです。
ほーっとひと息。今日も素晴らしい1日でありますように🌿
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