こんにちは!フクです♪
本記事では【猫好きにオススメの絵本】をテーマに、年間400冊以上の絵本を読み聞かせしている絵本大好きお母さんフクが、おすすめの絵本8冊を選んで紹介しています✨
美しくて気品のある猫、カッコよくて優しい猫、イタズラしていると思った次の瞬間には天使になっている猫、クスッと笑えたりジーンと感動したり、猫の魅力満載の絵本の中ばかりです✨
読み聞かせにかかる目安時間も記載しています。参考になると嬉しいです♪
対象年齢はあくまでも目安です。お子様の成長に合わせてお選びくださいね♪
猫好きにオススメの絵本8選
ねことことり(3さい〜)
作 | たての ひろし(著), なかの 真実(絵) |
出版社 | 株式会社 世界文化社 |
出版年 | 2022年 |
友情や思いやりを学べる絵本
読み聞かせ時間の目安 10分
①あらすじ
主人公は生まれつき”匂い”がわからない猫。
ある日、猫のもとに小鳥がやってきて、「小枝を分けてほしい」と頼みます。猫はその小枝が大切なものであることを知りながらも、小鳥のお願いを聞き入れ、毎日1本ずつ小枝をあげることにします。
猫は小鳥の美しい歌声に癒され、小鳥は猫の家の良い匂いが大好きになります。日々の交流を通じて、二人はすっかり仲良しになり、楽しい時間を過ごします。
しかし、約束の7本目の小枝を渡した後、小鳥は猫の元には来なくなります。猫は寂しく感じ、毎日小鳥を思い出して過ごすのでした。
二人の友情はこのまま終わってしまうのでしょうか。小鳥はなぜ小枝が必要だったのでしょうか。
②触れたくなるほど繊細な絵
美しく繊細な絵が、物語の幻想的な世界観を彩ります。柔らかい毛の一本一本に猫の優しさが表現され、色とりどりの花々からは心の美しさを感じます。
猫の部屋からはふわっと紅茶や花の香りが伝わってきて、小鳥が空に飛にあがると世界がぐーっと広がりを見せ窓際にとまっている小鳥からは美しい囀りが聞こえてくるようです✨
見ているだけでもとっても気持ちが良くなります✨
③二人の共通点
猫と小鳥は異なる環境に生きていて、得意なこと、できること、できないことも全く違います。そんな二人の共通点は、お互い足りない部分を補おうと歩み寄る姿勢や思いやりです。
そして、子どもとじっくり絵を眺めていて気づいた二人の共通点があります。
猫の瞳の色、エプロンの色が小鳥の羽の色と同じなんです。本当に美しい色で、そして細やかな部分にも気持ちが込められている作品に感動すら覚えました✨
この物語は、異なる環境にいる者同士でも友情や思いやりが育まれることを教えてくれます。
眺めているだけでも本当に素敵な一冊でとってもオススメです♪
ほんやねこ(3さい〜)
作 | 石川 えりこ |
出版社 | 講談社 |
出版年 | 2021年 |
ファンタジーの世界が広がる絵本✨
読み聞かせ時間の目安 10分
①あらすじ
主人公は本屋で働くハチワレ猫です。ある日、早めにお店を閉めて散歩に出かけますが、窓を閉め忘れてしまいます。開いた窓から強い風が吹き込み、シンデレラや長靴をはいた猫など、童話の登場人物たちが、本の世界から窓の外へ吹き飛ばされてしまいます!
のんびりと散歩を楽しんでいた本屋の猫は、この出来事を知りません!!どうする絵本猫!
さて、絵本の世界から飛び出した童話の登場人物たち、みんな絵本に戻ってきたのでしょうか?絵本を隅々までよ〜く探してみてくださいね♪
②マイペースなハチワレさん
店主のハチワレ猫はとってもマイペース。古本屋のご主人にこんな人いますよね、と笑っちゃいました。とんでもないハプニングが起きているのに、とってもマイペースに解決していくので、読んでいるこっちがハラハラドキドキしちゃいます。でも、なんだか心強くてかっこいいと最後に思っちゃいます。笑
③この本の魅力
本屋の店主が猫というユニークな設定もさることながら、物語の展開もとても魅力的な絵本です✨
物語の中にグリム童話などの有名な物語の主人公たちが登場し、楽しいファンタジーが描かれています。猫と童話の世界の人々との予想外の出会いや冒険が読者を楽しませてくれます。
有名な物語の主人公たちが協力しあったりお話をしている情景に、ワクワクがとまりません♪
ねこはるすばん(3さい〜)
作 | 町田 尚子 |
出版社 | ほるぷ出版 |
出版年 | 2020年 |
猫って実は忙しい!?
読み聞かせ時間の目安 5分
①あらすじ
飼い主さんが出かけた後、猫って何をしているか考えたことありますか??
この絵本には、留守中の猫の1日が描かれています。ただし!普通ではありません!!笑
人間の想像を超えた猫の知られざる人生、いや猫生を知る勇気がある方、ぜひ読んでみてください。笑
②引退後のお父さん!?
猫が何をして過ごしているのか気になって、この絵本を読んだわけですが、リアルすぎて、自由過ぎる。これぞ猫です。
一見暇つぶしをしているようですが、実は本人はとってもエンジョイしていて、自分のペースで次から次へと移動していく姿が、「今日は何したの?」の質問に答えたうちの父のようです。
共感してくださった方、コメントお待ちしています。笑
③この本の魅力
作者の細やかな観察眼と遊び心、そして猫への愛がたっっぷり詰まった一冊です✨猫ってこういうところあるよね、それが魅力なんだよね、そんな風に感じる方が多いのではないでしょうか。
そして、ラストシーンで飼い主さんを出迎える猫の顔。もれなく全員笑っちゃいますよ!
ねんねこ(1さい〜)
作 | ザ・キャビンカンパニー |
出版社 | 小学館 |
出版年 | 2020年 |
キラキラ夢の世界へようこそ✨
読み聞かせ時間の目安 5分
①あらすじ
ねんねこ ねんねこ 10じです
まだまだ眠りたくない子猫を寝かせるために、お母さん猫が提案をします。
それなら、ママと夢の中で遊びましょう。待ち合わせする場所を決めましょう
そして、様々な夢の中のように楽しい場所です。
クジラが空を飛ぶ海
世界中の動物とお話ができる動物園
おとぎの国の仲間に会える絵本の世界
いくらでも食べてもいいチョコレートの箱の中・・・
個性的で美しい色彩とイラストによって描かれる世界。本当に夢の中にいる気分になれます✨
②女の子にオススメ
お母さん猫と子猫の女の子が訪れる夢は、ピンクやパープル、パステルイエローにキラキラ輝く星たちで描かれています✨女の子の憧れのような世界がたくさん✨
わたしは海の夢がいいな!お母さんは宇宙の夢にしようかな✨一緒にチョコレートの箱に入ってみる?取り合いっこになっちゃうよ!なんて話している親子が目に浮かんでくるようです✨
③睡眠導入にピッタリ
物語は、子猫と一緒にお母さんも眠ってしまい、
ねんねこ ねんねこ おやすみ
と、幕をとじます。
一緒に寝落ちするところ、どのお母さんも経験ありますよね。わたしも何度も・・・笑
そんな親子を見守る壁時計も目を閉じて、世界に夜が訪れる。おやすみ前にピッタリの絵本です✨
せかいいちのねこ(3さい〜)
作 | ヒグチユウコ |
出版社 | 白泉社 |
出版年 | 2015年 |
大切な人に読んでほしい絵本
読み聞かせ時間の目安 1話5分・12話
①あらすじ
主人公は、男の子に愛されているぬいぐるみのニャンコです。男の子は7歳になり、そろそろぬいぐるみに飽きてくるお年頃という噂を耳にします。ニャンコは、男の子に永遠に愛されるために、本物の猫になりたいと願い、その願いを叶えるため旅に出ます。
旅の途中で、さまざまな猫たちと出会います。出会った猫たちは、みんな個性的で、それぞれ違った優しさや思いやりを持っています。ニャンコは、猫たちとの触れ合いを通じて、少しずつ成長していきます。
旅を続けるうちに、ニャンコは大切な友達のぬいぐるみと離れ離れになってしまいます。ニャンコは「本当の幸せ」とは何かを考えるようになります。そして、ニャンコは自分自身の価値や、愛されることの本当の意味を理解していくのでした。
読み進めていくうちに、ニャンコが愛おしくてたまらなくなります。あなたにとって大切にしていものはなんですか?
②全12話からなる物語
ニャンコの成長が12話の短編を通じて描かれています。1話は3〜5分で読める量なので、毎日の読み聞かせにとってもオススメです✨
読み応えがしっかりある短編が集まって、1つの大きなストーリーが描かれています。ぬいぐるみのニャンコの冒険を通じて、わたしたちも一緒に成長の過程を体験している気持ちになれますよ✨
③宝物のような絵本
愛らしい猫たちの姿を通じて、友情や優しさ、成長、そして本当の幸せについて考えさせる心温まる物語です。
ヒグチユウコさんの描く個性的で色彩も表情もとっても豊かな猫たちの絵。
絵本でもあり、美術作品のような一冊です。
そして、この絵本は子どもたちはもちろんですが、様々な人生経験を積んだ大人の読者にも深い感動を与える内容だと思います。大切な方への贈り物としてもとってもオススメの一冊です✨
ねこがおおきくなりすぎた(5さい〜)
作 | ハンス・トラクスラー |
訳 | 杉山香織 |
出版社 | 徳間書店 |
出版年 | 2016年 |
男性ウケする内容の絵本
読み聞かせ時間の目安 15分
①あらすじ
主人公はローマイヤー夫妻。子供が大人になり今は大きすぎる(と感じている)家に二人で暮らしています。そこで子猫を飼うことにしました。兄弟の中で一番小さくて誰からも貰われずにいた子猫。
子猫の名前はチビ。
と名前をつけられた子猫は、ぐんぐん大きくなって、犬くらいになって、ライオンくらいになって、カバくらいになって・・・
そして、ある日チビは恋をします。
②風刺的な要素
自分が思っている以上に周囲が騒ぎててしまい事態が悪化している様を、この絵本ではおもしろおかしく表現しています。
世間を巻き込む大騒ぎの最中に、騒がしいからと、世界旅行に出掛けてしまうローマイヤー夫婦に、子供が爆笑していました。とってもマイペースなご夫婦と世間の喧騒がうまく対比されていて最高です!
この絵本が、作者はドイツの著名な風刺画家であるハンス・トラクスラーによる作品です。とんでもない事態に、とぼけた味わいが本当にたまらないですね。おもしろいです!
③猫が大きくなったわけ
絵本の中で、チビはどんどん大きくなっていきます。病院にも連れて行って調べられますが、病気ではありません。
そして、絵本のラストでチビは恋をします。恋をしてチビは普通サイズの猫に戻ります。
どうしてこんなにも大きくなったのでしょうか。そして恋をして小さくなったのか。
親子でぜひディスカッションを楽しんでみてください✨
ねこまがたけ(3さい〜)
作 | 加門七海(著), 五十嵐 大介(絵), 東 雅夫(編) |
出版社 | 岩崎書店 |
出版年 | 2023年 |
猫ってやっぱりいいな
読み聞かせ時間の目安 5分
①あらすじ
”あやしい猫えほん” と、表紙に書いてあるこの絵本。手に取らずにはいられませんでした。
山にある猫の国、そこは化け猫修行をするための場所、その名もねこまがたけ。
やまには、ねこのくにがある。そこで しゅぎょうするために、ねこは ときどき すがたをかくす
全国津々浦々にある修行の山に全国から集まってくる猫たちは、化ける、踊る、武術、忍術を会得していきます。
しかし、ねこまがたけは修行だけの山ではありませんでした。
②猫の行動をユーモラスに描く
猫って人には理解できない行動をとることありますよね。猫独特の行動、それが猫の魅力を引き出していると言っても過言ではないのですが、もしかして今日は修行だった!?と想像してみると、いつもと違った何かが見えてくるかもしれないですね。笑
③猫と人の関わり
時々いなくなる猫。そして、そのまま帰ってこないことがある。猫は最後の場所を自分で選ぶから。
そんな話を聞いたことがあります。
ねこまがたけに来た猫たちはどうでしょうか。ねこまがたけは、犬や猫嫌いの人間がいない猫だけの楽園。家に帰りたがらない猫に溢れています。みんなのびのびと幸せそうです。
でも、1匹の猫が動きます。大好きな男の子の声が聞こえたのです。自分を探して泣いている声が。自分を求める男の子のために家に帰ることを決めた猫。
自由への憧れを抱きながらも人と共に暮らすことを選んでくれた猫に胸が熱くなります。そして、姿を消した猫たちが、楽園で幸せに暮らしていること心から願います✨
わたしねこがかいたいの(3さい〜)
命の大切さを学べる本
読み聞かせ時間の目安 6分
①あらすじ
主人公の女の子は、絵本で見た猫に憧れ、大きくてふわふわの猫を飼いたいと考えます。
おばあちゃんの家で飼っている猫を観察し、猫を飼う準備を始めます。
準備は完璧!さぁおいで猫ちゃんたち!
お部屋にはそれはもうたくさんの野良猫がやってきます。何十匹も!!
でも、おばあちゃんの家に向かう途中、迷い猫のポスターを見つけた女の子。
あの子もあの子もみーんな飼い主がいたなんて!
女の子は猫を1匹ずつ飼い主の元へ届けていきます。そして、またひとりぼっち・・と思ったら
女の子の優しさと誰もが子供の頃に憧れる動物との暮らし、そして生き物を飼う責任を優しく学べる内容です。
②探し絵本としても楽しめる
たくさんの猫が描かれているので、息子はまず数を数えるところから始めていました。そして、その次に迷い猫ポスターの猫と女の子のお部屋にいる猫の照らし合わせ、それから、最後のページでその猫たちがどうなったかまで追っていました。
ストーリーにはない自分だけの物語を作っているんだなと、子供の視点から気付かされました。
③命の大切さを学ぶ
生き物を飼うということは、その命に責任を持つということ。
人間の所有物ではないこと、みんな尊重される存在であること。
女の子の行動を通じて、子供たちが命の大切さを学ぶきっかけになればと心から願います。
まとめ
今日は【猫好きにおすすめの絵本】をテーマに8冊紹介しました。ワクワクする・気になる絵本はありましたか?どれか1冊でもお気に入りの絵本の仲間入りができたらとってもうれしいです✨
紹介した絵本をもう一度チェックしたい方はこちら
ねこまがたけ ばけねこしゅぎょうのやま (あやしい猫えほんシリーズ) [ 加門七海 ]
フクのブログでは、他にもいろんな絵本を紹介しています。
どれも自信を持ってオススメできる絵本です✨ぜひ読んでみてくださいね♪
あなたの時間がやさしさに包まれ、心にワクワクが訪れますように・・・✨
今日もお読みいただきありがとうございました!
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