こんにちは🌿フクです。
本記事では【友情と思いやりを学べる絵本】をテーマに、年間400冊以上の絵本を読み聞かせしている絵本大好きフクさんが、おすすめの絵本を選んで紹介しています。
読み聞かせにかかる目安時間も記載しています。忙しい親御さんの参考になると嬉しいです。対象年齢はあくまでも目安です。お子様の成長に合わせてお選びくださいね。
ねことことり (5さい〜)
作 | たての ひろし(著), なかの 真実(絵) |
出版社 | 株式会社 世界文化社 |
出版年 | 2022年 |
読み聞かせ時間の目安🕰️10分
あらすじ
主人公は生まれつき”匂い”がわからない猫。
ある日、猫のもとに小鳥がやってきて、「小枝を分けてほしい」と頼みます。猫はその小枝が大切なものであることを知りながらも、小鳥のお願いを聞き入れ、毎日1本ずつ小枝をあげることにします。
猫は小鳥の美しい歌声に癒され、小鳥は猫の家の良い匂いが大好きになります。日々の交流を通じて、二人はすっかり仲良しになり、楽しい時間を過ごします。
しかし、約束の7本目の小枝を渡した後、小鳥は猫の元に来なくなります。猫は寂しく感じ、毎日小鳥を思い出して過ごすのでした。
しばらく経ったある日、聞き慣れた美しい歌声が聞こえてきました。それも一つや二つではありません。小鳥はお父さんになり、家族を連れて猫の元へ戻ってきたのです。
そして、小鳥が差し出した猫への贈り物。それは、匂いを取り戻すことができるという花でした。
友情と思いやり
猫は小鳥を助け、小鳥は猫を助ける。お互いにお互いが必要な物を与えるというシンプルな構成ですが、そこに至る葛藤や諦め、期待と喜びなど様々な感情が美しく表現されています。
絵本を読む目的と子供に与える効果について、こちらのブログで解説しています。
共通点を学ぶ
猫と小鳥は異なる環境に生きていて、できること・できないことが全く違います。そんな二人の共通点は、お互い足りない部分を補おうと歩みよる姿勢や思いやりです。
異なる環境にいても生き方や得意分野が違っても、互いに歩み寄ることの大切さを教えてくれます。
繊細な絵にも注目
美しく繊細な絵が、物語の幻想的な世界観を彩ります。柔らかい毛の一本一本に猫の優しさが表現され、色とりどりの花々からは心の美しさを感じます。窓辺にとまる小鳥からは美しい囀りが聞こえてくるようで、眺めているだけでも癒される絵本です。
また、これは子供が見つけたのですが、猫の瞳とエプロンの色が小鳥の羽の色と同じなんです。本当に美しい色で、そして細やかな部分にも気持ちが込められている作品に感動すら覚えました。
まとめ
今日は【友情と思いやりを学べる絵本】をテーマに紹介しました。お気に入りの絵本に仲間入りができたらとてもうれしいです。
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🦉フクさんのブログでは、絵本を読んだ感想や気づき、日常で見つけたワクワクすることなどを書いています。日々の生活に安らぎや癒しを、そして時には刺激をプレゼントできたらいいなと思います。
“お気に入りの絵本”を見つける参考になれば、とても嬉しいです。
ほーっとひと息。今日も素晴らしい1日でありますように🌿
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