こんにちは🌿フクです。
本記事では【ワクワクがいっぱい!大冒険のクリスマス絵本】をテーマに、年間400冊以上の絵本を読み聞かせしている絵本大好きフクさんが、おすすめの絵本を選んで紹介しています。
読み聞かせにかかる目安時間も記載しています。忙しい親御さんの参考になると嬉しいです。対象年齢はあくまでも目安です。お子様の成長に合わせてお選びくださいね。
メリークリスマス おさるのジョージ(2さい〜)
作 | マーガレット・E・レイ(原著), H.A.レイ(原著) |
訳 | 福本 友美子(訳) |
出版社 | 岩波書店 |
出版年 | 2007年 |
読み聞かせ時間の目安🕰️10分
あらすじ
舞台はクリスマスまもない冬の街。
おさるのジョージは、黄色い帽子のおじさんと一緒にクリスマスツリーを買うためにツリー栽培所へ行きました。しかし、好奇心旺盛なジョージは「そばを離れない」という約束を忘れ、木に登って遊んでいるうちに、間違ってトラックに乗せられてしまいます。トラックは病院に向かい、ジョージは木と一緒に病院の中へ運ばれました。
病院の中を大冒険していたジョージは一番奥の部屋まで辿り着きます。そこにはあの木がありました。
この木はクリスマスツリーのはずなのに、飾りが一つもありません。ジョージは一生懸命考えました。そして、冒険中に見つけたレントゲン写真や松葉杖、カルテなどを使って飾り付けをします。
でも、驚いたナースのお姉さんにジョージは追い出されそうになります。そんな中、病気で入院中の子供たちはその飾り付けを見て喜び、楽しそうに話し始めます。そして、ジョージと一緒にツリーの飾り付けをすることをナースのお姉さんに提案します。
物語のラストには、ジョージを追いかけていた黄色い帽子のおじさんが到着し、さらにキラキラ輝く星の飾りを持ったサンタクロースも登場します。ジョージのおかげで、みんなは素敵なクリスマスを迎えることができたのでした。
5つの知育効果
冒険を楽しむだけでなく、思いやりや優しさ、人とつながり、
共に幸せを作り出す大切さを教えてくれる物語です。
1、異文化への学び
日本ではクリスマスツリーはレプリカが主流ですが、外国では本物の木を使っています。
例えば、おさるのジョージが住むアメリカにはクリスマスツリー専用の木を育てる農場があります。モミやトウヒを8〜10年かけて成長させ、クリスマスシーズンに出荷しています。訪問者は木を選ぶ体験も楽しめ、伐採後には苗を植えて持続的に管理されています。主な産地はオレゴン州やノースカロライナ州です。
2、思いやりと創造力
ジョージは病院で偶然にも子供たちと交流する機会を得て、病気や怪我で入院している子供たちを喜ばせようと工夫してクリスマスツリーを飾りました。彼の創意工夫と優しさが、みんなに笑顔をもたらします。思いやりの心と少しの創造力があれば、周囲を明るくし、困っている人々を励ませるということを教えています。
3、ルールを守る大切さ
ジョージが黄色い帽子のおじさんとの「そばを離れない」という約束を守っていれば、迷子にならずにすんだかもしれません。これは、約束やルールを守る大切さも示唆しています。特に好奇心旺盛な子供たちにとっては、楽しい冒険やチャレンジがあっても、必要な約束を守ることが安全につながるという教訓です。
4、困難を楽しみに変える力
ジョージは慣れない病院の中で、環境に合わせて飾り付けを楽しみながら挑戦していきます。これは、どんな状況でもその場を楽しみ、工夫して困難を乗り越える力が大切であることを伝えています。困難に直面しても、それを楽しみに変える姿勢が、新しい発見や人とのつながりを生むことができるというメッセージです。
5、他人の幸せを喜ぶ心
最後に、ジョージだけでなく周囲の人々が子供たちの笑顔に喜びを感じており、互いに幸せを分かち合う場面が描かれています。これは、他人の幸せを自分の喜びとして感じることの素晴らしさを教えてくれるでしょう。
その他、絵本を読む目的と子供に与える効果について、詳しくはこちらのブログで解説しています。
フクさんの着眼点
子供が2歳の頃、テレビアニメでおさるのジョージを見始め、親子共にすっかりジョージの大ファンになりました。
子供はいろんなことに挑戦して形にしていくジョージに自分を重ねてワクワクし、親はいつもどんな時もジョージを信じて見守る黄色い帽子のおじさんに自分を重ね反省をする。そんな縮図が各ご家庭にもあるのではないでしょうか。笑
現実的に黄色い帽子のおじさんのようにはなれませんが、黄色い帽子のおじさんの存在はが心の片隅にあるだけで少し余裕ができるものです。あの人だったらなんていうだろう、どうするだそう、そんな第三者目線で物事を捉えるメンターの一人に黄色い帽子のおじさんがいます。
まとめ
今日は【ワクワクがいっぱい!大冒険のクリスマス絵本】をテーマに紹介しました。お気に入りの絵本に仲間入りができたらとてもうれしいです。
紹介した絵本をもう一度チェックしたい方はこちら
メリークリスマス おさるのジョージ [ マーガレット・E・レイ ]
英語版はこちら
おさるのジョージ、その他おすすめの絵本はこちら
🦉フクさんのブログでは、絵本を読んだ感想や気づき、日常で見つけたワクワクすることなどを書いています。日々の生活に安らぎや癒しを、そして時には刺激をプレゼントできたらいいなと思います。
“お気に入りの絵本”を見つける参考になれば、とても嬉しいです。
ほーっとひと息。今日も素晴らしい1日でありますように🌿
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